NO MORE 映画マウンティング

映画鑑賞・読書・雑感

映画

ソフィア・コッポラは何がしたかったのか 『ビガイルド/欲望のめざめ』感想

ソフィア・コッポラの新作。今までの彼女の監督作はすべて自身が書いたオリジナル脚本になるので、原作ありの企画は本作が初。それもすでに一度ハリウッドで実写化されている小説を題材にしたリメイク作品になるのでちょっとびっくりした。オリジナルはドン…

『ビガイルド』公開記念 『白い肌の異常な夜』感想

男臭いいぶし銀コンビ、ドン・シーゲル&クリント・イーストウッドの傑作サスペンス・スリラー『白い肌の異常な夜』。 お洒落でガーリーなソフィア・コッポラが本作をリメイクするっていうんで予習がてらにレンタルしてきましたよ。久々にリアル店舗で。ちょ…

「This is me」めっちゃいい 『グレイテスト・ショーマン』感想

ひと昔前まで「終わったジャンル」感を醸し出していたミュージカル映画がここ最近猛烈な盛り上がりを見せている。 ミュージカル映画リバイバルとすら呼べそうな盛り上がりは『シカゴ』そして『ドリームガールズ』あたりからだろうか。 ここ最近では『レ・ミ…

アクションの癖がすごい 『悪女/AKUJO』感想

ブルース・リーやジャッキー・チェン、ドニー・イェンのように超人的な身体能力とスキルで魅せる軽量級アクションや、アーノルド・シュワルツェネッガーやシルベスター・スタローンのようなゴリゴリのマッチョがパワフルに魅せる重量級アクションは、役者の…

「演技力」の曖昧さについて

久々の更新にもかかわらず大きなテーマを掲げてしまい後悔している。 ともあれ、映画やドラマにおける演技は作品の出来を左右するとっても大事なパフォーマンスである。またそうであるからこそ、便利な批判対象にもなる。 言語化できるほど作品を吟味したわ…

東映『仁義なき戦い』シリーズ

「ヤクザ映画の名作」じゃなくて「ヤクザが出てくる名作」なんで毛嫌いしてる人はもったいないよ、というレビュー。 対象作品は以下の四作。 『仁義なき戦い』(1973) 『仁義なき戦い 広島死闘編』(1973) 『仁義なき戦い 代理戦争』(1973) 『仁義なき戦…

R指定にかけた男たち ウルヴァリンシリーズ最終作『ローガン』感想

MCUの大成功でアメコミ映画は親子で観にいく定番ジャンルになった。 今回の『ローガン』はローガン/ウルヴァリン(ヒュー・ジャックマン)と謎の少女ローラ(ダフネ・キーン)の「親子もの」。 20世紀FOXもマーベルに負けじとマーケティングがんばりますな…

アニメ版と実写版の比較 ディズニー映画『美女と野獣』感想

異端のディズニープリンセス アニメ版『美女と野獣』 先日『美女と野獣』の実写版を見てきた。「ディズニー攻めてるなー」と思って楽しく鑑賞したけど、アニメ版を見直してみてびっくり。 そもそものアニメ版がめちゃめちゃ攻めてる。実写版の感想だけを書こ…

いきり映画オタクの話

学生時代のレンタルビデオ屋バイトのお話。最低賃金すれすれのくそみたいな時給だったけど、無料で映画やCDをレンタルできたのでけっこう人気のアルバイトだった。 メンバーもバラエティーに富んでて、お笑い芸人の卵(つまんない)、売れないバンドマン(モ…